Ryzenの全ラインナップと性能比較ベンチマーク 2018年版




2018年12月8日 最新に更新しました!
気になる最新CPU、Corei9-9900K や Athlon 200GE のベンチマーク比較も掲載しています。

Ryzen用メモリーについて知りたい方は以下の記事をどうぞ。

メモリ高いですね。 僕もサブマシンをAPU版Ryzenで組みなおしたいところですがメモリが高価なので躊躇していました。 とは言え、メモリ...

天才ジム・ケラーが設計に携わったAMD史上最強のCPU、Ryzen(ライゼン)シリーズ。

Athlon 64 X2以来の衝撃の大ヒットとなり、2世代目となるZen+アーキテクチャも続々とラインナップされ、GPU内蔵のAPUモデルも発売されて自作PC業界が久しぶりに賑わっています。

僕のメインマシンもRyzenですが、CS録画用のサブマシンが未だAthlon64x2なのでさすがにそろそろ新しいのを作ったほうがいいなと思い、こちらもRyzenシリーズで固めるべく新世代Ryzenのベンチマークテストの比較や性能一覧などを調べたので記事にしてみました。
むしろ自分用の覚書です。

※記事のボリュームが非常に多いので、忙しい人は目次から必要な部分をチョイスして読んでください。




AMD教入信のススメ!Ryzenの全ラインナップ一覧

Ryzenシリーズはいま第二世代のコードネーム”Pinnacle Ridge“(ピナクルリッジ)へと展開しています。

第一世代の”Summit Ridge“(サミットリッジ)は統合GPUを搭載していないモデルで下位から上位まで幅広いラインナップが揃っていた。

“Summit Ridge”の上位モデルは第二世代の”Pinnacle Ridge”へと引き継がれ、下位モデルは統合GPUを内蔵した”Raven Ridge” (レイヴンリッジ)APUへと進化。

つまり第一世代のSummit Ridgeから、Pinnacle RidgeとRaven Ridgeの二つの第二世代が生まれたということになります。

Ryzenのモデルナンバーの見分け方

公式には表明されていないのであくまで個人的な推測です。


ブランドネーム:今のところ「Ryzen」のみ。2018年12月追記:新たに「Athlon」ブランドが復活しました!Athlonにはお世話になったAMDユーザーも多いはず。ただし特殊なナンバリングのため今のところシリーズネームと世代ナンバーは付いていません。いきなり200番でスタートしました。

シリーズネーム:主に7、5、3とあり、CPUそのもののグレードを示している。Threadripperという最上位高級品もある。企業向けの「PRO」シリーズというのもがあるが、その場合はシリーズネームの後ろに「PRO」が付く。

世代:第1世代は「1」、第2世代は「2」。

モデルナンバー:そのシリーズでその世代の中での性能の位置づけ。シリーズと世代が同じ場合、この3桁の数字が高いほど性能がいい。

付加機能:末尾の英字がCPUの付加的機能を示す。

」はExtended Frequency Range (XFR) テクノロジーによってCPUの冷却に余裕のある場合にクロックを自動で上昇させる機能。

」は統合GPUを内蔵したAPUモデル。新Athlonには「GE」が付いている。GPU内蔵のエントリーシリーズという意味かも知れません。完全に憶測です。

」も同じく統合GPUを内蔵したAPUだが、モバイル用にクロックを落として省消費電力となっている。ソケット形状が異なるので自作パソコンには使えない

無印は特に付加的機能はない。

Ryzenシリーズ全ラインナップ一覧

※企業向けのPROシリーズ、およびモバイル用のUは自作機では利用できないので割愛。
※価格はamazonの2018年8月時点での価格。amazonは在庫が少ないものが高騰する傾向にあるので、旧モデルなど製品が供給されないものは高くなっている場合があります。

※amazonの価格変動が激しすぎるので価格comの最安値を掲載することにしました。
ただし、こちらも供給不足や円安などの影響で乱高下するうえに販売する店舗がなくなると価格の掲載が無くなるため、最後に販売されていたときの古い価格をやむを得ず載せています。
2018年12月時点での価格です。

※スマホで閲覧の場合、表は横スクロールします
※製品名クリックでamazonの価格がチェックできます。

CPU core Thd Clk Bst L2(KiB) L3(MiB) DDR4 TDP GPU 価格
RyzenTr 2990WX 32 64 3.0 4.2 32×512 64 2933* 250 x 219796
Ryzen Tr 2970WX 24 48 3.0 4.2 24×512 64 2933* 250 x 172579
RyzenTr 2950X 16 32 3.5 4.4 16×512 32 2933* 180 x 107729
RyzenTr 2920X 12 24 3.5 4.3 12×512 32 2933* 180 x 86178
RyzenTr 1950X 16 32 3.4 4.0 16×512 32 2666* 180 × 88016
RyzenTr 1920X 12 24 3.5 4.0 12×512 32 2666* 180 × 53978
RyzenTr 1900X 8 16 3.8 4.0 8×512 16 2666* 180 × 37778
Ryzen7 1800X 8 16 3.6 4.0 8×512 16 2666 95 × 27539
Ryzen7 1700X 8 16 3.4 3.8 8×512 16 2666 95 × 27174
Ryzen7 1700 8 16 3.0 3.7 8×512 16 2666 65 × 24840
Ryzen5 1600X 6 12 3.6 4.0 6×512 16 2666 95 × 19169
Ryzen5 1600 6 12 3.2 3.6 6×512 16 2666 65 × 18480
Ryzen5 1500X 4 8 3.5 3.7 4×512 16 2666 65 × 20951
Ryzen5 1400 4 8 3.2 3.4 4×512 8 2666 65 × 15411
Ryzen3 1300X 4 4 3.5 3.7 4×512 8 2666 65 × 12880
Ryzen3 1200 4 4 3.1 3.4 4×512 8 2666 65 × 10800
Ryzen7 2700X 8 16 3.7 4.3 8×512 16 2933 105 × 37980
Ryzen7 2700 8 16 3.2 4.1 8×512 16 2933 65 × 36980
Ryzen5 2600X 6 12 3.6 4.2 6×512 16 2933 95 × 27438
Ryzen5 2600 6 12 3.4 3.9 6×512 16 2933 65 × 23440
Ryzen5 2400G 4 8 3.6 3.9 4×512 4 2933 65 19980
Ryzen3 2200G 4 4 3.5 3.7 4×512 4 2933 65 12249
Athlon 200GE 2 4 3.2 *** 2×512 4 2666 35 6980
Core i9-9900K 8 16 3.6 5 8×256 16 2666 95 65798
Core i9 7980X 18 36 2.6 4.2 18×1024 24.75 2666* 165 × 212307
Core i7 7820X 8 16 3.6 4.3 8×1024 11 2666* 140 × 76989
Core i7 8086K 6 12 4.0 5.0 6×256 12 2666 95 57860
Core i5 7640X 4 4 4.0 4.2 4×256 6 2666 112 × 28330
Core i5 8600K 6 6 3.6 4.3 6×256 9 2666 95 32234
Core i3 8350K 4 4 4.0 4.0 4×256 8 2666 91 20470
FX-9590 8 8 4.7 5.0 8192 8 1866
**
220 × 22980
FX-8350 8 8 4.0 4.2 8192 8 1866
**
125 × 13980
A10 7890K 4 4 4.1 4.3 2×2048 0 2133
**
95 21446
A8 7670K 4 4 3.6 3.9 2×2048 0 2133
**
95 29948
A4 7300 2 2 3.8 4.0 1024 0 1600
**
65 4081

core:コア数  Thd:スレッド数  Clk:クロック  Bst:ブーストクロック
※「*」はDDR4のクアッドチャンネルに対応。
※「**」はDDR3規格。
※「***」ブーストクロックなしの固定クロック。そのためOCはできない。

比較にintelのiシリーズとAMDの旧世代CPUを掲載しています。

FX-8350はRyzen乗り換え前に使っていたCPU。
OCして常時4.2GHzでぶん回しながら仕事にゲームにエンコードと酷使したけど3年以上トラブルなしでした。ただし発熱と電力はけっこうなもので・・・。
Ryzenに乗り換えてエンコード時間が冗談抜きで半分になって愕然としました。

A4-7300は会社にあるマシンに入ってるので載せてみました。ビジネス用途ならまぁ使えるけれど自宅で使えと言われたら窓からぶん投げたくなります。
すでに販売している店舗がないため最後に販売された時の価格を載せていますが、どうやら投げ売られたようで強烈に値下げされた価格になってしまいました。
来年このような記事を書くことがあったら古いCPUは除外していきます。

Ryzenシリーズ全ラインナップのベンチマーク性能比較

このベンチマークテストではCINEBENCH R15とPassMarkを使用しています。
一般的なゲームのベンチマークはどうしてもintelに最適化されているものが多く、後発であるRyzenには不利な場合が多いため、できるだけ公平にということでこれらのベンチマークテストにて比較しています。
僕がAMD信者だからというのも理由としてまったくゼロとは言えませんが。まぁ参考程度でご覧ください。

CINEBENCH R15 Multi Core ベンチマークの性能比較

まずはCINEBENCH R15のMulti Core(マルチコア)でのベンチマーク結果。メーカーによって色分けしました。このほうが見やすいかなと。もちろんAMDがオレンジです。

AMDの第二世代 Ryzen Threadripper(スレッドリッパー)がもうメチャクチャなスコア出していますね。こんな性能、個人じゃ持て余しちゃいそう。でも動画のエンコードに使ってみたいなぁ。僕が今使っているRyzen 5 1600の4倍以上のスコアが出ているので、24分の動画のエンコにいまはフィルタ盛り盛りで50分かかっていますが、もしかして15分以内に終わってしまうんでしょうか。すごすぎる。

前回記事を書いた際に健闘していたCore i9 7980Xは第二世代 Ryzen Threadripperに大きく引き離されてしまいました。

本当はi9 9900Xを掲載したかったんですが、CINEBENCHのスコアもPassMarkのスコアもネットで正確なものが見つからなかったので断念しました。発売されたばかりなので、もう少ししたら評価も出てくるでしょう。

CINEBENCH R15のMulti Coreテストは純粋にCPUコアの演算能力が結果に表れやすいテストです。従って、コア数が多ければ多いほど、スレッド数が多ければ多いほど好スコアが出る傾向にあります。
これは動画のエンコードベンチマークにおいても同様の傾向にあります。

やはり多コア多スレッド勢が強いですね。
かつてのAMDのフラッグシップであったFXシリーズは8コアと多コアではあるもののスレッド数は実質8。ほかの8コア勢が16スレッドもあるのに比べると大きく性能が下がります。

そうそう、新しく発売された超格安エントリークラスのAthlon 200GEの性能が気になるところですが・・・・うーん、Ryzen 3 1200よりも劣りますね。販売価格で3割ほど安いとはいえ、やはりCPUコアがRyzen 3 1200から半分になってしまってL1L2L3キャッシュ全てが半減と言うのはかなり性能に響いてきますね。かと言ってコアをRyzen 3と同じにすると今度はRyzen 3の存在意義がなくなってしまう。
Athlon 200GEは35Wという小電力を生かしてMini-ITXでコンパクトで静かなリビングPCというのが面白そうな使い道。

A4サイズ以下で電源搭載。こういうのをリビングに置いて動画やYoutubeやニコニコ動画みたり、エミュレーターでレトロゲーム遊ぶとか面白そう。

っていうか会社のPCに入ってるA4-7300をこいつに置き換えたい。マジで。

CINEBENCH R15 Single Core ベンチマークの性能比較


続いてCINEBENCH R15のSingle Core(シングルコア)でのベンチマーク結果。

やはりシングルコアになるとintel勢が強いですね。

マルチコアではRyzenが上位陣を占めていたものの、シングルコアのテストになるとintelのiシリーズが上位へ入れ替わります。

シングルコアでのベンチマークテストはクロックの影響も大きく受けるため、元々シングルコアに強かったintelがRyzenを抑え込む形に。
多コアにすると回路が複雑化し排熱の問題もあってクロックを上げるのが難しくなります。
i3は異常なほどの強さを見せていますね。

PassMark ベンチマークの性能比較


次はPassMarkによるCPUテスト。
PassMarkのCPUテストはマルチコアもシングルコアも含めて総合的な評価をするテスト。
ゲームのベンチマークはだいたいこれに近い結果が出ます。

ここではintelのCore i9が頭一つ抜き出てますね。値段も頭一つどころ以上に抜き出ていますが。第二世代のRyzen Threadripperさえ勝てませんでした。

不思議なのは第二世代のRyzen Threadripper最上位モデルである2990WX(これも20万円以上の実売価格)がおよそ半額のThreadripper 2950Xに敗北している点です。なぜCINEBENCHのような圧倒的なスコアを出せなかったのか。
これはCPUの構造に起因しているようです。Threadripperは多コアにするため単純にCPUダイを倍に増やしてダイ同士を繋ぐという設計をしており、これによって容易にコア数を増やしていけるという画期的な設計になっています。
この際にボトルネックとなるのが各ダイを接続するレーン。ここにどうしてもレイテンシが発生してしまうため、2950Xにさえベンチによっては負けてしまうというような状況が発生してしまいます。
もちろん、すべてのコアがフルロードするような非常に重い処理においては圧倒的なパワーを発揮します。動画のエンコードであったりCINEBENCHマルチコアテストとか。
ただやはり、ゲームなどもやる一般ユーザーにはちょっと使いづらいCPUに仕上がってしまった感じはします。レイテンシなどを考慮し専用に設計されたアプリケーションでもない限り、性能を十分に発揮できないのはなんとももったいない。

あとはスレッドリッパーやi7の上位モデル、第二世代Ryzenが続いており、価格相応といった性能を見せています。

Athlon 200GE は個人的にすごく期待していたんですがちょっと落胆という感は否めないですね。ただ、今使ってるCS録画専用マシンのAthlon64から置き換えるにはちょうどいい価格ではあります。

CINEBENCH R15 Multi Core でのコストパフォーマンス


CINEBENCH R15のMulti Coreでのベンチマーク結果に価格comでの実売価格(2018年12月時点)で計算したコストパフォーマンス表です。

つまり、安いくせに性能の高い、コスパに優れたCPUの順にソートしてあります。
単なる指標に過ぎないのであくまで目安として参考にしてください。価格comも供給不足や円安などの影響で乱高下するうえに販売する店舗がなくなると価格の掲載が無くなるため、最後に販売されていたときの古い価格をやむを得ず載せています。そのせいでA4-7300は最後に半額くらいの叩き売りが行われた(4000円で買えた)せいか前回の調査よりもコスパがよくなってしまいました。

Ryzen5 1600Xがトップ。
前回はRyzen5 1400がトップだったんですが値上がりしてしまいました。

第二世代が登場して一斉に値下げされたRyzenの第一世代がやはり強いですね。
僕が発売直後に購入したRyzen5 1600は3万円だったんですが今や1万8千円。
ご祝儀価格で購入しましたが後悔はしてませんよ。
なにせ一晩8時間かかっていた動画のエンコードがなんと4時間になりましたからね。
ここ1年以上、録画HDDを買い足すことは一度もありませんでした。
これだけでも十分元は取れたと思います。

そしてintelのCore i9 7980X
前回調査時から2万円下がったとはいえ21万円超のCPUなんておいそれと買えるもんじゃないですね。売る気あるのかっていうくらい採算度外視でトップ取ることだけに注力した、intelのプライドの塊のようなCPUです。いやこれ売れないでしょ。
このCPU1個の予算でRyzen7 2700Xのマシンが2台組めそうです。

あとRyzen Threadripper 2950Xも。性能の高さはさすがですが、CPU1つに20万円以上出すのはちょっと・・・。

PassMark コストパフォーマンス比較


続いてPassMarkでのコストパフォーマンス比較です。

やはり第一世代Ryzenがお買い得。
FXが大健闘していてびっくりです。

そしてここでようやく Athlon 200GE がトップに躍り出ました!
やはり6980円でこの性能ってのはすごいことなんですね。
とは言えこれでゲームPC作るかっていうとあまりにも現実味がありませんが。

intel勢は性能比で割高なためか振るいませんね。いい加減intelはブランド料みたいなの諦めて値下げして競争激化でCPU市場全体の値下げに寄与してほしいです。

Core i9 9900K VS Ryzen ベンチマーク対決

intelが反撃に転じて出してきた最新のCPU、Core i9 9900K。

intelのCPU売り上げでも現在トップの売り上げという人気ぶり。

実力はどうなのか、気になるところですね。

CINEBENCH R15のベンチマークを見ると、Ryzen7 2700Xを少し上回る性能を見せています。
Ryzen7 2700Xはスコアが1798
Core i9 9900Kはスコアが2034

PassMarkのベンチマーク結果を見てみると

Ryzen7 2700Xはスコアが17276
Core i9 9900Kはスコアが20488

さすが王者intel、すごいがんばりましたね。

どちらのベンチマークにおいても12~15%ほど高いスコアを叩き出しています。

ゲームのベンチマークではintelに最適化が進んでいるのもあって、20%ほどの高性能を見せているのもあります。

がんばったなintel!

ちょっと実売価格見てみますか。

Ryzen7 2700Xは実売最安値37,980円
Core i9 9900Kは実売最安値65,798円

値段もがんばれよ!
12~15%のパワーアップに1.7倍以上のコストかかるのかよ!
殿様商売やってる場合じゃなくなってきてるんですよ。次のRyzenは7nmプロセスのZEN2がもう来年出てくるっていうのに。
intelが不甲斐ないことやってるから、8月に調べたときからRyzenシリーズの多くが10%以上も値上がりしちゃったんですよ。
もし49,800円くらいで出ていたならRyzenのシェアを叩き潰しに行けたと思います。

ゲームによって20%の性能差が出るということに至福を感じる人はintelをどうぞ。
僕はその3万円分の価格差でビデオカードに投資したいです。
AMD信者ですし!

独断と偏見の用途別CPUベストチョイス

ほどほどの性能で安くマルチに活用したい

RyzenシリーズのAPUモデルがベストチョイス。

コスパ最強のRyzen5 1600Xですが、実売2万円にビデオカードを買い足さなきゃいけません。
Ryzen5 2400Gとの性能の比較では30%程度Ryzen5 1600Xが高スコアですが実売価格にはほとんど差がありません。ビデオカード次第となりますが、価格を抑えたいのであればやはりRyzen5 2400Gはコスパの高いチョイスだと思います。

また、AMD製のAPUやビデオカードに搭載されているFluid Motion Videoテクノロジーは大きな魅力です。これマジすげーのですよ。最初見たとき、今までなんてガッタガタのクソスクロールで見ていたんだ!って感動してしまったほどです。

24fpsや30fpsのアニメや映画をハードウェア補完により60fpsへ引き上げる機能で、intelやnvidiaのビデオカードにはない大きな付加価値。アニメのほうが効果大きいですね。
動画が非常に滑らかにヌルヌルと再生されるので、動画視聴も重視したいユーザーはFluid Motion Videoを搭載したAPUやビデオカードを選びたいところ。

Ryzen5 2400GはこのFluid Motionを搭載していながらほぼ同じベンチスコアのCore i5 7640Xの実売2万8000円より10000円もお買い得。

Fluid Motion Videoを有効にして動画を見るにはちょっとしたやり方がありますがぜんぜん難しいものではありません。いつかこのサイトでも記事にしてみたいです。

現実的な予算でゲームや配信もやりたい

第二世代Ryzenのフラッグシップがおすすめ。

ゲームのベンチでRyzenシリーズはintelより数%不利なスコアになることが多いです。
ゲームだとシングルスレッド性能が重要になることが多く、ゲーム自体がintel向けに最適化されておりソフトウェア側のAMD最適化が進んでいないのが原因にあります。

しかしながら、エンコードなどにおいてはCPUの素性が現れ、マルチタスクでRyzenは大きなアドバンテージを見せます。

これがゲームを配信する際に効いてきます。
ゲームの配信はゲームへのCPUパワーも必要ですが、配信するためのリアルタイムエンコードのパワーも必要になってきます。こういった場合にRyzenのマルチ性能が生かされてきます。

金に糸目は付けない富豪向けCPU

個人ユーザーでこんなの買う人いるんでしょうか・・・。
現時点でコンシューマー向けCPUとしては頂点に位置するCPUですが、価格的にも頂点に立っていて23万円します。
さらにソケットLGA2066のマザーボードが5万円くらいするので、1台組むとだいたい40万円以上になります。

予算をかけずにシングルコアが重要なゲームで遊ぶ

ちょっと特殊な用途ですが、未だにシングルコア性能が重要視されているちょっと作りの古いゲームにおいてはi3が強いです。特にOCさせるとi7よりも高いスコアを出します。

僕がだらだらプレイしているガンダムオンライン(ガンオン)というオンラインゲームがありますが、こいつはプログラムの設計が古く、未だにシングルコアが重要視されてマルチコアが十分に生かされていません。こういったちょっと開発技術が古いゲームでi3が高いパフォーマンスを出すことがあります。
とは言えこれは「よくわかっている人」のニッチな選択肢なのでおすすめしません。

常識的に考えれば、2万円のi3買うくらいなら1万6千円でグラフィック機能も内蔵しているRyzen5 2400Gをチョイスしますね。

とにかくゲーム!ゲームしかやらないゲーミング特化パソコン

前述のとおり僕はAMD信者なのでAMDを押していきたいところですが、それ以上に数値主義者でもあるのでベンチのスコアを無視することはできません。
値段はちょっと張りますが、ゲーミングPCに20万円以上投入するガチのゲーマーならRyzen7 2700Xとの3万円の差なんて誤差みたいなもんでしょう。
だってそういう人たちって
こういう超高額ハイエンドビデオカードを躊躇せず買っちゃう人種ですから。

僕はこのレベルで十分満足です。ビットコインの暴落でマイニング熱が収束してようやく手が届く価格になりました。ちょっと前まで5万円超えてましたからね。
次買いたいなって思ってるビデオカードの候補です。Fluid Motionも使えるし。
けど最近PCゲームってほとんどやらなくなったもんなー。アズレンとかスマホゲーばっかりで。

ネットや動画視聴、録画もできる格安パソコン

これでしょう!
やはりこの価格でネットやオフィスワークがこなせて動画視聴もできるうえに消費電力は最大35W
(Fluid Motionが利用できるかどうかはまだ不明です。内蔵GPUはVegaシリーズですが、こちらに搭載されているVega3はかなり機能が削られているためもしかしたらFluid Motionを利用できないかもしれません。他のVegaシリーズはもちろんFluid Motionを搭載しています)

静穏どころか無音PC制作マニアの心が揺さぶられまくるCPUです。
コンパクトなマザーボードとケースを利用して、リビングのテレビボードにすっと収まってしまうと一味違うパソコンの活用になりますね。

僕はいまCS放送をAthlon64x2(CINEBENCHマルチでスコア130くらい)という超古いCPUのマシンで録画ボードを挿してソフトウェアエンコードで録画していますが、これでコマ落ちすることがないんですから、それよりもずっと性能の高い Athlon 200GE でコマ落ちすることはないと思います。

次にヒマができたらこれで1台作ってみようかと考えています。
OS込みでも3万円強くらいで作れちゃうんじゃないでしょうか。

Ryzen用Socket AM4のマザーボード選び

AMDは昔から一つのソケット規格を長く使う傾向にあり、最新のCPUであっても何年も前のソケットのまま使えてしまったりすることが多く、ユーザーにとって財布にやさしい仕様ですね。
Ryzenでも同様で、初期のAM4マザーボードに新世代Ryzenが載ります。

しかしながら、新世代Ryzenが要求するメモリクロックのDDR4-2933以上に対応するには、マザーボードの基板が6層以上でなければ高クロックメモリに対応できません。

マザーボードの基板が何層なのかというのはなかなかスペックシートに書かれていないが、新世代Ryzen対応を謳ってDDR4-2933対応と書かれている最新のマザーボードを選びたいところ。

AMDチップセット一覧

※スマホで閲覧の場合、表は横スクロールします

チップ
セット
X470 B450 X370 B350 A320
オーバー
クロック
可能 可能 可能 可能 不可
PCIe x16(1)
x8(2)
x16(1) x16(1)
x8(2)
x16(1) x16(1)
マルチ
GPU
CrossFire
SLI
CrossFire CrossFire
SLI
CrossFire
SATA 6 4 6 4 4
NVMe 2
SATA
Express
2 1 2 1 1
PCI
Express
x8 x6 x8 x6 x4
USB3.1
Gen2
2 2 2 2 1
USB3.1
Gen1
10 6 10 6 6
USB2.0 6

X470とX370が高機能重視。
B450とB350がバランス志向。
A320は廉価版といった位置づけ。

X470とX370はx16のPCIレーンをx8に分割できるのでnvidiaのSLIが利用できます。
CrossFireはAMDのマルチGPU技術で、A320以外で利用できます。

A320は廉価版ですが、B350とほぼ実売価格に差がないので自作機ユーザーがチョイスするメリットはないでしょう。

X470とB450は共に第二世代Ryzenに合わせて投入されたチップセットですが、機能面では旧世代と大きな違いはありません。
強いて言うなら、TDP105Wまでを許容する設計になっているというくらい(旧は95W)。
あとはSSDをキャッシュ代わりにHDDを高速化する仕組みがあります。

ただ、第二世代Ryzenを旧世代チップセットで利用するにはBIOSのアップデートが必要な場合があり、その際に旧世代Ryzenを持っていないとBIOSすら起動できないという事態に陥りかねないので、今から購入するのであれば新世代のチップセットを買うほうがいいですね。

おすすめAM4マザーボード

ASRockと言えば変態マザーボード。
掲載していながら実はおすすめしません。気を付けて、という意味で掲載しています。
このマザーボードはB350搭載マザーボードで最安値ですが、以下の難点があります。
・第二世代RyzenはBIOSアップデートが必要。
TDPが65Wまで!
BIOSはまぁお店の人に頼めばアップデートしてくれるショップもありますが、TDPが65Wというのは今後を考えると厳しいものがあります。
メモリクロックは3200まで対応しており、APUモデルは今のところMAX65Wなので割り切ってチョイスする手もありますが。
ちなみにマザーボードが供給できる電力はVRMユニットのハード設計によるので、BIOSアップデートなどで上限を上げることはできません。

僕が使っているのこれです。
旧世代Ryzen発売時に最も売れたと言って間違いないマザーボード。
突出した面はありませんが堅実で安定性の高い製品です。
メモリクロックも3200まで対応していますが、新世代RyzenはBIOSのアップデートが必要です。最近出荷されたものはアップデート済みですが、通販の在庫はアップデートされているかは不明なので気を付けよう。

旧世代では安定性で人気を集めたMSIが放つB450マザーボード最安値。
メモリクロックは3466まで対応し、APUのRyzenを組むなら最適ですね。

同じくMSIからX470マザーボード最安値。
こちらもメモリクロック3466まで対応。nvidiaのグラボでSLI構成を狙っているハイエンドゲーマーにおすすめです。

Ryzen用メモリー選び

「Ryzenはメモリの相性が厳しい」というような噂を耳にすることもあるが、実際にはメモリに対する仕様が厳密に定められているというのが正解です。

Ryzenはメインメモリのクロックに性能を左右されることが多く、特にGPU内蔵のAPU版Ryzenはメインメモリの一部をグラフィック用メモリに割り当てるためメモリクロックの影響が非常に大きくなります。

APU版でない普通のRyzenでさえ、実際のゲームベンチマーク(FFXIVベンチ)においてDDR4-2133とDDR4-3200で比較すると最大28%ものスコア差が出るほどにメモリクロックの差は看過できないレベルになります。APU版だとさらに差が出てしまいそうです。

さらに、メモリの仕様にはSingleRank(シングルランク)DualRank(デュアルランク)があり、Ryzenで使用する際は必ずSingleRankのメモリを選ぶ必要があります。

だいじなことなのでもう一度言いますが、

RyzenはSingleRankのメモリ必須です。

RyzenはDualRankのメモリを使用するとメモリクロックを1段階かさらに落とさないと起動さえしなくなる仕様になっているからです。
Ryzen発売当初、手持ちのメモリで組んだものの起動しなくて「相性がー!」と言ってる書き込みをよく見かけましたが、これはDualRankの2666メモリで組んでマザーボードのメモリ設定を2666にしていたなどの理由があります。

せっかくのDDR4-3200メモリなのに仕様をよく調べずにDualRankを購入してしまうと、DDR4-2666かそれ以下の性能しか発揮できなくなる。このことは非常に重要なので必ずチェックしたい。

SingleRankとDualRankの見分け方

SingleRankとDualRankの見分け方は、メモリモジュールが片面にのみ実装されている場合はSingleRankの場合が多い。ただし例外もあるので、メモリメーカーのサイトでしっかりと仕様をチェックする必要があります。

SingleRankで同じ容量のメモリーを2枚一組で使用するのが基本
メーカーも揃えたほうがいいです。

したがって、16GBのメモリを積みたい場合は8GBx2枚で使用します。
くれぐれも16GBメモリを1枚単体で使用しないこと。

また、メモリスロットが4つある場合、4スロットすべてを埋めてしまうとSingleRankのメモリを使用してもメモリクロックは極端に低下してしまう。SingleRankが2セットでDualRank扱いのようになり、結果としてDDR4-3200がDDR4-2666以下になってしまい宝の持ち腐れになりかねません。

仕様によると、
4スロットすべてをSingleRankで埋めた場合、最大のメモリクロックは2133までとなる。
4スロットすべてをDualRankで埋めた場合はさらに低下して1866が上限となる。
DDR4-3200を利用しようともこの制限に引っかかります。

将来的に大容量のメモリにしたいのなら、最初から奮発して16GBx2枚としたほうがいいです。残念ながら当分メモリの値段は落ちないと思います。

RyzenにおすすめのSingleRankメモリ

G.SkillがRyzen専用と銘打って発売しているFlare X シリーズのメモリ。
気が利かないことにメーカーHPにシングルランクなのかデュアルランクなのかの記載が一切ない。ただ、購入者レビューではDDR4-3200で動作しておりシングルランクであったことを確認したレビューもあるのでシングルランク製品のようです。Ryzen専用を謳ってシングルランクじゃなかったらサギみたいなものなのでさすがに。

こちらはCorsairがRyzen対応を謳って販売しているメモリ。これもメーカーサイトにランクの表記がないものの、ユーザーレビューでは3200で動作していました。

DDR4-3000のシングルランクメモリ。上記の3200より少しグレードダウンするもののお求めやすいお値段になっているのはうれしい。

クロックは2666ですがメーカーがHPでシングルランクと記載している確かな製品。僕が使っているのもこれです。

SSDもCrucialを愛用しているのでCrucialの3200メモリが欲しいところですが、Crucialは高クロックモデルのラインナップが1つしかなくてそれの素性が分からなくて手が出せません。
今後ラインナップが増えるといいんですが。

パーツ選びが面倒ならBTOもアリ

BTOとは「Build To Order」のことで本来は「受注生産」を指します。
PC業界ではもっとアバウトに、予めパソコンショップが用意した構成から選択してカスタマイズするというのをBTOと呼んだりしています。

ショップが選んだパーツなので相性問題なんて出るわけないですし、足を棒にしてアキバ巡りをすることも、通販でパーツがバラバラに届いて全部揃うまでお預け食らうこともないです。


ドスパラのBTO、ガレリアシリーズにRyzenモデルが出てきました。

この構成を自分で揃えたらいくらになるかちょっとチェックしてみます。
ちなみに価格はすべて価格comの最安値(2018年10月時点)なので、その価格でぜんぶ揃えるのはちょっと難しいとは思います。なので参考程度に。

CPU:19311円
CPUクーラー:付属
マザーボード:5378円
メモリ:32800円
グラフィック:29980円
SSD:4780円
HDD:4141円
光学ドライブ:1750円
電源:3948円
ケース:2980円
ケースファン2個:1058円(@529円)
キーボード:566円
マウス:361円
OS:12980円

合計:120033円

えっ、これショップがパーツチョイスして揃える手数料1万円切ってるんですが。しかもあくまで価格com最安値なので僕が自分で揃えたらこの価格に収める自信は正直ありません。
アキバを徘徊してパーツ抱えて歩き回ったりする苦労と相性保証が1万円くらいの計算になりますね。

メモリの高騰が目を引きますがDDR4-2666メモリを16GBで揃えるあたり、高速メモリがRyzenに有効なのがよくわかっているチョイスですね。2133メモリを付けてくるようなショップは信用できませんし。

メインがSSDで保存用にHDDをプラスしているのもいいチョイスだと思います。ハッキリ言ってSSDじゃないパソコンなんてもう使う気になれません。それほどにSSDの恩恵はすさまじいです。

電源は500wながらデルタのまともな電源。日本のメーカーです。価格com最安値のしばりだと玄人志向を選ばざるを得ないんですが、僕は二度と玄人志向の電源は買わないようにしてます。600Wが1年で二個壊れました。

OS無しなどのカスタムもできるので、自分好みで選択してみるといいですね。
→パーツ構成を選択する

ちなみにドスパラでいちばん人気のBTOがこちら。

CPUがRyzen構成よりも2万円ほど高いi7、グラフィックも2万円ほど高い1070をチョイスしてあって、ストレージがそれぞれ倍に増えていてその分の価格が5千円ほど上乗せ。トータルで4万5千円は高くなっていますが、代わりにメモリを半分に減らして1万6千円安上りにしていますね。
つまり自分で揃えると16万円の構成になっています。やはりショップの手数料は1万円程度で、それがいま5千円ほど値下げされているようです。

ところで上記BTOのベースモデルのi7-8700Ryzen 5 2600のベンチ対決、気になりますね。
PassMarkの結果ですが、
i7-8700:15156
Ryzen 5 2600:13239
ということで13%ほどi7-8700が高速となりました。
まぁ売値2万円も違うCPUの対決なので仕方ないですね。
ところが、Ryzen 5 2600のクロックアップモデル、Ryzen 5 2600Xのスコアが15117で、i7-8700と互角になります。2600Xはi7との実売差1万5千円です。
ドスパラのBTOで2600Xへの変更がプラス9000円なので、ちょっとそそられてしまう選択肢ですね。
→パーツ構成のカスタマイズ

Ryzen搭載のメーカーパソコンも増えてきた!

Ryzen搭載のノートパソコン。HDDがSSDじゃないのがちょっとマイナスポイントだけどSSD搭載モデルへの変更もamazon上で可能。

こちらはデスクトップパソコン。

これほしい!大本命!
Ryzen5 APU搭載とありますが、詳しくはRyzen 5 2500Gですね。ノート専用のRyzenです。こいつはTDP15Wという驚異の低消費電力でCinebench R15 マルチスレッドにおいて580のスコアを出します。15WのCPUがですよ。
ノート用のCore i7-8550Uが同じ15Wですが、Cinebench R15 マルチスレッドのスコアは550と僅差でi7が負けています。しかも内蔵APUをテストするゲームベンチだとi7内蔵のUHD 620に対してRyzen5に搭載されているVega8は20%以上のスコアを出します。
シングルスレッド系のテストではi7に負けてしまいますが、ビデオカードを増設できないノートPCでもゲームがしたい!というユーザーにはぴったりです。Overwatchの低設定(HD画質)でも平均90fps出るので余裕でゲームができます。i7のほうだと40fpsちょっとしか出ないので目に見えてカクカクします。
8GBのメモリにSSD搭載でフルHD液晶ってのも満足のいくスペック。これで6万円台なんだからさらにすごい。i7だと10万円余裕で超えてるのに。
僕も実家に帰省するときに実家でもゲームできるようにこういうノートが欲しくなってきました。今年の確定申告次第で検討してみます。

こちらはRyzen 7 2700U搭載。Cinebench R15 マルチスレッドでスコア650を叩き出します。

まとめ 予算別CPUベストチョイス

新しいパソコンを自作する際、予算を考えずに作る人はほとんどいないと思います。
僕自身もパソコン自作のときはだいたいの上限予算を考えて作ります。

まずCPUやマザーボードと言った、流用できないプラットフォーム部分以外をベースの予算にして、そこからCPUとマザーをチョイスしています。

電源、ケース、SSDやHDD、OSなどですね。

僕がよく買うのがFSPのブロンズ以上の電源。玄人志向はもう二度と買わない。

PCケースにこだわりはなくてなんでもいいんですが、アクリルパネルで中身が見えるやつは絶対に買わないようにしています。
なぜなら、夜間に動画のエンコードをバッチ処理でよくやるんですが、アクリルパネルだと中のLEDの灯りが眩しくて睡眠の妨げになるからです。最近じゃマザーボードまで光り出すもんだからもうフタしてやるしかありません。

個人的に絶対の信頼を寄せているCrucialのSSD。

OSは値が張りますがしょうがないですね。

Crucial販売のMicronチップ採用DDR4-2400の4GB2枚組メモリ。シングルランクです。8GBあれば普通の人は事足りると思います。
動画編集したり超重い最新3Dゲームでもやらないなら。

ここまでで44502円。けっこうしますね・・・。

今まで使っていたマシンからの部品流用ができるなら、ケースや電源、OSもライセンス再認証で移譲すれば費用がかかりませんね。

メモリは今まで使っていたもの次第ですが、数年前に組んだマシンだとするとDDR4-1600(PC4-12800)の可能性もありますね。だとすると今人気のDDR4-3200と比較してクロックスピードが倍も違います。Ryzenだと起動しない可能性すらあります。

SSDは今までのを流用でもいいですが、CPUやマザーボードが変わるくらいの変更なのですでに入ってしまっている過去のドライバ類が邪魔になりかねないしさっぱりきれいに新規インストールしたいですね。

ということでSSDとメモリだけ購入とすると19371円。グッと安くなりました。
今までのSSDを初期化してもいいというのならメモリだけで12000円くらい。

増税前に買っちまいましょう!

CPU予算1万円以下

選択の余地がないというかもうこれしかないでしょう。APUなのでビデオカードを買う必要もありません。
CPUソケットはAM4なのでゆくゆくはRyzenへのステップアップの道もあります。

iシリーズなんてさすがに無理です。こちらもAPUなのでビデオカードが必要ありません。CPUソケットはLGA1151なので、Coffee Lake世代のiシリーズ(6000~8000番台まで)各種へのパワーアップ換装もできます。

PassMarkスコア
Athlon 200GE :5039
Pentium G4560:4874

APUなので3DMark Fire Strikeも載せておきましょう。
Athlon 200GE :3136
Pentium G4560:660

intelは内蔵GPUの性能があまりにも悪すぎてAPU対決ではAMDにまったく太刀打ちできませんね。AMDはビデオカードも作ってるのでまぁしょうがないですね。

結果:1万円以下CPU対決では圧倒的にAMDとなりました。

ふと思ったんですけど、価格別で対決したらそもそもAMDのほうが安いのでintelが不利な結果しか出ないんじゃないでしょうか。いくらAMD信者の僕でもさすがにintelに悪い気がしてきました。
なのでintelで比較的高スコアが出やすいPassMarkや3DMark Fire Strikeのスコアを載せることにしました。特に3DMarkはゲームでよく使われるエフェクト効果や重視されるメモリ速度、シングルコアでのタスクなど総合的に評価してくれます。intelはビデオカードメーカーとの最適化も進んでいるのでビデオカードを足すとAMDよりもパフォーマンスの向上率が高い場合があります。特にNvidiaのカードで顕著です。

試しに NVIDIA GeForce GTX 1050 と合わせてみたら・・・

3DMark NVIDIA GeForce GTX 1050
Athlon 200GE :13628
Pentium G4560:15054

なんとPentium G4560が10%高いスコアを出しました。
このスコア探し出すのメチャクチャ苦労しました。ロシア語のわけのわからんサイトでようやく見つけたほどです。このクラスのAPUにビデオカードを挿そうというやつがほとんどいないんですよね。
データ元のロシア語サイト
ちなみにFire Strike単独のスコアは掲載されていなくて総合になってしまいました。

このクラスのAPUにビデオカードを挿すことの費用対効果が一切見えてこないので、ビデオカード足すくらいならAPU選ばないほうがいいですね・・・。

ということでAPUに万が一ビデオカードを搭載するなら、Pentium G4560の勝利と言う結果になりました。

とりあえず続けてみましょう。

CPU予算2万円以下

予算2万円で早くも出番が来てしまったAPU版Ryzenの最上級CPU。もちろんAPU内蔵でビデオカード要らず。

2万円まで出してやっとi3ってのはやはりintelきびしいなぁ・・・。

PassMarkスコア
Ryzen 5 2400G:9329
Core i3-8100:8050

3DMark Fire Strike
Ryzen 5 2400G :3104
Core i3-8100:1257

結論。APUならAMD。

APUじゃなければどうなるか。

Ryzenシリーズのミドルクラス。8月の調査より値上がりしましたがなんとか2万円内に収まっています。

PassMarkスコア
Ryzen5 1600X:13042

intelは該当なし。i5シリーズはすべて3万円を超えてしまっていました。

CPU予算3万円以下

amazonでは3万円をオーバーしていますが価格コム最安値では27280円だったので。第一世代Ryzenのフラッグシップですね。

こちらも価格コム最安値である29209円でチョイスしています。

PassMarkスコア
Ryzen7 1800X:15345
Core i5-8500:12357

3DMark Fire Strike with NVIDIA GeForce GTX 1050
Ryzen7 1800X :7476
Core i5-8500:6245

PassMarkでは20%もの差でRyzen7 1800Xに軍配が上がりましたが、ビデオカードとの組み合わせでは17%まで差が縮んでいます。3DMarkのほうがintelへの最適化が進んでいるのかそれともNvidiaとの最適化によるものか、またはその両方による効果なのか。

Radeon搭載ならどう変わるのか気になったけど、Core i5-8500にAMD製ビデオカードを挿しているベンチデータがほぼなくて調べきれませんでした。

結果:3万円以下では Ryzen7 1800X が17~20%ほど性能が高い。

CPU予算4万円以下

ここまでくるともう数万円程度の予算なんて気にしなくなる人種の層になると思いますが。

やっぱこれですね。第二世代Ryzen 7シリーズのフラッグシップ。それが4万円以下で買えてしまう。

intelではこちら。価格コムでは40800円が最安値。ちなみに末尾にKの型番が付くものはOC可能なモデルで1万円ほど高くなります。

PassMarkスコア
Ryzen 7 2700X:17276
Core i7-8700:15156

3DMark Fire Strike with NVIDIA GeForce RTX 2080 Ti 11GB
Ryzen 7 2700X :19663
Core i7-8700:18977

PassMarkでは13%ほどRyzenが有利だが、3DMarkにおいてはわずか4%有利と言う僅差になった。

結果:4万円以下クラスではゲームにおいてはどちらでもいい。


こんなもん誤差ですよ誤差。

ただ、PassMarkの結果を見る限りRyzenはまだ13%の余力を残しており、ゲームをしながら画面を配信したり録画しておくといったマルチ作業を並行させなければいけない状況において、この余力の差が出てくるかもしれません。生配信でバーチャルユーチューバーみたいなアバター合成やるならRyzenのほうがバランスがいいかも。推測ですけどね。

ベンチのデータはだいたい3DMark公式とかで探してきました。
ユーザー投稿データだったりするのでメモリクロックが違ってたりとかそもそもOCされてるかもしれないなど信憑性については疑問を感じるデータですが、あくまで参考と言うことでネットの評価に振り回されず、自分の予算で自分が欲しいCPUを買ってPCライフをエンジョイするのがいちばんだと思います。

余談ですが多くのベンチ比較サイトでRyzen 7 2700Xの対抗馬にCore i7-8700「K」を出してきており、これRyzen 7 2700Xより1万円以上高いやつなのでなんだかintelずるいなって思いました。まぁAMDにまだ4万円以上のコンシューマー向けラインナップがないせいでもありますが。
intelは多くのPC雑誌やPCサイトのスポンサーやってるので提灯記事を書かせたことが過去に何度もあるので僕はintelにいいイメージ持ってないというのもあって、根っからのAMDユーザーです。

ひとつだけ後悔していることがある

Ryzenで自作機を組んで非常に満足のいくPCライフを送っていますが、ただひとつ、後悔していることがあります。


なんでAMDの株買っておかなかったんだよぉぉぉぉ!!

僕がRyzenを購入した2017年春の時点で株価は12円くらい。
実際にRyzenを使ったとき「このCPUは売れる!」と確信しましたが、AMDが商売ヘタクソなのは昔からのAMDユーザーなら重々承知だったので、どこかでまたツメの甘いことしちゃうんじゃないかという不安から株を買うまでには至りませんでした。
ところが最大で3倍近くになってたんですよ・・・。
特に2018年下期、intelが脆弱性問題で後手後手に回っていた材料が効いていますね。
最近下がっているのはトランプとエルドアンとか中国貿易摩擦とかあのへんの政治的事情ですね。IT関係なく軒並み下がってます。

一方intelはというと
実はこちらも好調でした。
脆弱性問題が取りざたされるまでは。

かと言って今AMD株を買ってもさすがに3倍に上がるような材料はもう無いと思います。
PS5に正式採用が決まったらちょっと上がるかもしれませんが。

初自作のAm5x86以来ずっとAMDのCPUをメインマシンに使い続けてきた僕としては、Athlon 64 X2以来のAMDフィーバーにうれしい反面ちょっと寂しい感じもします。売れないアイドルを応援するコアなファンみたいな心境です。




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