ガンダムがよく盗まれるのは機体の問題じゃなかった




ガンダムシリーズを見ていて毎回思うのが、ガンダムって盗まれすぎじゃね?っていうこと。




毎回盗まれるガンダム

シリーズをちょっとチェックしただけでこんなに盗まれてます。

RX78-2:ガンダム2号機。アムロによって勝手に乗り回される。
RX178 ガンダムMk-II:マークツー。3機作ってぜんぶ盗まれる。
RX-78GP02A ガンダム試作2号機(サイサリス):ガトーに盗まれる。
MSZ-006 Zガンダム:ZZ冒頭でジュドーに乗り回される。
F90 ガンダムF90 2号機:オールズモビルに盗まれる。
GAT-Xシリーズ:ガンダムSEEDにてストライク以外の4機盗まれる。
RGXシリーズ:SEED DESTINYにてカオス、ガイア、アビスが盗まれる。
GAT-X133 ソードカラミティ:SEED DESTINY ASTRAYにてエドが持ち逃げ。
RX-79BD-2 ブルーディスティニー2号機:ガンダム外伝 THE BLUE DESTINYにて。

他にもあるっぽいけど、盗まれすぎ。特にSEEDはひどい

個人的に印象に残ってるのは
◎G-SYSTEM 1/60 RX-78GP02A ガンダム試作2号機(サイサリス) Ver.2.0 フルカラーバージョン◎ PG

こいつですね。

防犯装置はないのか

この手のSFって中にパイロットがいる状態でハッチを開けるとき(救出時とか)はコードを入力したり別機体から有線でロックを解除したりする描写はあったりするけど、そもそも乗り込む際にロックを解除したりエンジン始動にキーを挿している描写を見た記憶がない。

アムロだってハッチオープンする際はボタンで開けていたけどそれはロックがかかっていなかった。エンジンスタートもボタン1つだった。

モビルスーツってすげー高価だと思うんですがセキュリティがこんなにザルでいいのか。
イモビライザーのようなものもないし、パクられたらもう追跡もできない。

そのへんのクルマのほうがよっぽど防犯対策が整ってます。

宇宙世紀なんだし今よりずっと科学が進歩しているのに生体認証すらない。

なぜだ。

実際の軍用戦車には鍵がない


実は、リアルの戦車にはほとんど鍵が付いていない。
他国の戦車で鍵のついているものが一部にはあるものの、少なくとも自衛隊で運用している戦車や戦闘機にはメインキーがありません。

格納庫に入ってるときは管理上、ハッチに鍵をつけていますが、しょぼい南京錠1つです。こんなのホームセンターで売ってるバールのようなもので簡単にぶっ壊せます。

鍵が付いていない理由は、そもそも必要がないからだそうで。

ハッチやエンジン始動に鍵が付いていると、救助する際に邪魔になったり、鍵を持ってるパイロットが戦車を離れている際に急遽稼働させる必要が発生した場合、すごく厄介なことになる。戦場は何が起こるかわからないので、突然何かが起こる可能性がある。
同じ理由で生体認証も軍用車両の運用にはふさわしくないですね。
メインパイロットが戦車の外に出ている際にミサイルでも飛んできて死んじゃったら、その戦車はもう動かせない鉄くずに成り下がる。かといって前線で認証を変更できるような簡単な仕組みになっていたらゆるすぎて防犯上意味がないし、マスターキーを全員に持たせていたら管理しきれない。だったらいっそないほうがいいということです。

つまり、軍用機であるモビルスーツに鍵がないのはすごくリアルなことだとわかる。

イモビライザーのようなものは無力

ミノフスキーですよ。
あのトンデモ科学のせいで科学的考証の何もかもが無駄になる。あの設定を考えたのがリアルじゃないリアルロボット「ガンダム」の成功の一つであったとも言える。

電波かく乱から反重力までなんでもやってしまうミノフスキー理論。

GPSで追跡するイモビライザーなんて無力もいいとこですね。

管理体制がずさんすぎた

現実の軍では、格納庫や基地内への侵入は不可能なくらい厳重に取り締まられているし、前線でも運用車両には常に警備が付いている状態。盗まれるなんてことはありえないほど厳重に警備されている。

このへんの警備体制があまりにずさんでマヌケすぎるのがガンダムワールドなんですよね。

ご都合主義だしストーリー展開もあるし、ガンダムがいちばん強くなきゃいけないというベースに立っている以上、主人公ガンダムの最大の強敵にはガンダム(鹵獲)がやっぱり最適ということなんですね。ガンダムにガンダムをぶつける、そのために盗まれる。

盗まれるっていうのはガンダムがいちばん強いというのを演出するためのエッセンスなんだなとつくづく思いました。

今日は納品が終わってヒマヒマなのでこんなくだらないことを思考しながら時間潰していました。
アニメのカテゴリに記事増やしたいなーっていう思惑もあります。




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