愚痴です。
ガス抜きにちょうどいいですこのブログ。
契約しているクライアントが、サービスのアクセスが低下しているので対策会議をしたいということで出席。
サービスの内容は一般ユーザー向けにとある分野の情報を配信するサービス。で、情報の配信元からバックマージンをもらう。まぁビジネスマッチングとかああいうやつの個人ユーザー向け版みたいなのを想像してもらうといいです。
その席で営業担当の役員が、こだわり検索とか提案して細かな検索条件なんかを色々出してきたんですよ。
なんでやねん。
アクセス落ちてるのになんで内部システムに手を入れるの?
せっかく来てくれたユーザーの導線をグッチャグチャにかき混ぜてどーするの。
アクセス減少の原因調査と競合のチェックとユーザーの動向チェックですよ。
はっきり言って競合にコンテンツでボロ負けしてんですよ。
アナリティクスくらい前もって見ておけよ。
マトモな企業ならアナリティクスも見ずに会議に出席してる営業マンなんて吊るされるぞ。
どこでもそうだけどサービスが下降線を取り始めると決まってシステム開発を始める。
しかも既存システムの改良じゃなく新機能の追加だ。
企業の大小にかかわらず、システムを自前で開発して自ら運営している会社がほぼこの病気に陥る。呪縛のようなもの。
ユーザーはな!
システム見にきてるんじゃねーぞ!
ニコニコ動画だってそうです。
前に放送したV字回復までのロードマップ、クソ過ぎてびっくりしましたよ。
誰が望んだの?っていうしょうもない機能がいろいろ追加になる。
そりゃ動画サイズがアップして読み込み早くなったら便利だけどさ、それって本質じゃないよね。それでyoutubeと勝負して勝ち目あるとでも? 同じ土俵に上がっちゃダメでしょ。早くなって快適見やすい!でもコンテンツしょぼい!
それでユーザーが集まってくるとでも?
例えばみんなエロ動画サイトでSD画質のクソみたいなエロ動画を何分も待ってクソ遅い回線速度でシークもままならないのにそれでも毎夜見にきてるんですよ。iw〇raのシーク遅すぎてチ〇コ萎えてもそれでも待つんですよ。
コンテンツなんだよ。
コンテンツの魅力をどうやって向上するかを考えなきゃいけない。
ニコニコ動画なら、コンテンツはユーザーが作っている。つまりユーザーがコンテンツをアップすることのメリットを追求しなきゃいけない。ユーチューブよりも還元率が高い広告収入とか。ユーチューバーの広告収入が下がっている今、実はチャンスなんですよ。
投げ銭システム、あれはいまいちです。
ユーザーのフトコロ事情なんて大したことないので、一部のユーザーは多少なり儲けることができるかもしれないけど、凡庸な投稿者はほとんど儲けられないと思います。だったらYoutube行きますよね。
ユーザーが投げる金なんて企業が出してる莫大な広告料には遠く及ばないのは当たり前で、その広告料を還元して投稿ユーザーがおいしい思いをできない限りは、Youtubeに投稿してるほうがマシっていう構造ができてしまいます。
結局、ニコニコは儲からないサイトっていうレッテルを貼られてユーザー離れが止まらなくなると思います。
脱線してしまいました。話をクライアント会議に戻します。
あとソーシャルで告知云々言い出すやつがいました。
ソーシャルやってない奴ほどこれを言い出す。
お前がやってみろよと言いたい。
コンテンツ作るより難易度高いっての。
他にも、コンバージョンに繋がるボタンを増やしたり目立つ位置に持っていこうとか言い出す。
これね、ユーザーのことなんにも考えてないんですよね。運営側の一方的な思惑。
コンバージョンの押し付けでしかない。欲しい情報が得られないボタンなんて押してしまった日には正直イラっとくる。
ユーザー相手にしてるのにユーザー目線に立てないようなサービスは死ぬっての。
で、結局あまりにズレた提案の連発にやる気が消し飛んでこれと言って何も反論とか論破する気力もなくなってどうにでもなるようになる会議になりました。
このサービスはおそらく2年以内になくなる。