僕はSOHOみたいなもので主に自宅で仕事してます。
こういうスタイルで仕事を続けていると周囲に「自宅で仕事やる気になれるってすごいね、俺だったら自宅で仕事なんて無理だわ」ってよく言われます。ごもっともです。
僕はこういうスタイルを長年続けていて慣れてはいるものの、やる気がまったく沸いてこないことはよくあります。
というか、だいたい毎日やる気がありません。
そんなときに僕が無理やりでもやる気を搾り出しているのが以下の方法です。
仮想敵を作る
同僚でもなんでもいいので仮想敵に見立てます。
サラリーマンなら営業成績であったりブロガーならPVや週の更新本数であったり。
誰でもいいのでターゲットにして密かに戦いを仕掛けます。
あいつ今日は午前だけで5件営業回ったのか、じゃあこっちは昼から10件回るぞ。とか、
あのブロガー、先週8件も記事アップしてるのか、だったらこっちは今週10件アップしてやる。とかですね。
気に入らないやつやムカつくやつならさらに効果倍増。
ただし仮想的が強すぎると萎えて逆効果なので自分と同じくらいの戦力のやつを選ぶ。
明確な敵が存在するってのは重要ですね。
人類のテクノロジーの進歩の歴史なんて戦争ばっかりですから。
分担する
独りでやってるタスクを同僚と分担します。
代わりに同僚がやってるタスクを分担して回してもらう。
お互いがやらなきゃいけない監視状態に陥るので嫌でも仕事がすすみます。
あんまり仲の良くない人とやると効果倍増。
僕は一人で仕事してますが、システムの動作チェックやコーディングの納品期限などで一緒にやっている仲間と作業分担して押し付け合いながらお互いを律しています。
寝る
ちょっと寝るとすっきりして脳が覚醒します。
ぐっすり寝たら逆効果でアウトなので15分くらいが適当。
これを超えると脳は完全に睡眠モードに入ってしまい、およそ90分周期の深い眠りに陥ります。この状態のときに30分や1時間で起こされると脳はまだ寝ぼけている状態で、仮眠を取る前より作業効率が悪化します。
何でもいいので手を動かす
適当にYahooニュースでも見ながら、その記事を丸写しでメモ帳とかに書き写す。
昨日の出来事を小学生レベルの日記で書き綴るとかでもいいです。保存はしません。
仕事がぜんぜん進まない時はエンジンがかかっていない状態。
軽くアイドリングしてあげると脳というエンジンが動き出します。
1分でもいいので手を動かしていると、うまくいけばエンジンがスタートします。
人間の脳で手の制御を司っている部分はかなり大きいので、手を動かすことで脳が活性化するというカラクリです。
こまめに目標を立てる
漠然とした状態でモチベーションを保つのは難しいですね。
「仮想的を作る」の項目でも書きましたが、ちょっとずつ目標を立ててそれを目指しながら仕事をすると捗ります。
僕は「今日中にここまでコーディングを終わらせる」、「明日の朝までになんとしても5ページデザインする」とかやりながら作業しています。
長距離マラソンのペース配分のようなもので、「何キロ地点までは何分で」というこまめな目標を立てて全体のペースを作るということです。
家族の写真
これは日常的にやってるものではないですが。
親であったり奥さんや子供の写真を写真立てに入れて机上に置きます。
家族に見られている感じがして、とにかくやらねばならない心理状態になります。
僕もちょっとやってみたことはありますが、効果が強すぎて自宅でやるにはキツいものがありました。職場の机ならアリだと思います。
遠く離れた故郷で自分のことをいつも心配してくれている親のことを思うと否が応でもがんばらなくてはっていう気分に陥ります。
自宅でこれやるとプライベート感が消し飛ぶので個人的につらかったです。最終手段ですね。
漫画読んだりゲームしたりテレビみたりし始めると脳が完全に遊びモードになってしまって一切仕事が進まなくなるので絶対に避けたほうがいいです。